
「飛行許可・承認・通報の違いがよくわからない」
「どの申請が必要か判断できない」
「全部の申請が毎回必要?」
DIPS2.0で行うドローンの申請には「飛行許可」「飛行承認」「飛行計画の通報」の3種類があります。
それぞれ目的・タイミング・対象となる飛行が異なります。
この記事では3種類の申請の違いと、どのケースでどの申請が必要かを整理します。
📋 この記事を読めばわかること
- 飛行許可・飛行承認・飛行計画の通報の違い
- どの飛行にどの申請が必要か
- 申請が不要なケース
- 複数の申請が同時に必要なケース
3種類の申請の違い
「特定飛行を行う場合には、国土交通大臣の許可・承認を受けるとともに、飛行計画を通報しなければなりません。」
| 申請の種類 | 対象 | タイミング | 審査 | 手数料 |
|---|---|---|---|---|
| 飛行許可 | 飛行空域に関する制限 (DID・空港周辺・150m以上) |
2〜3週間前 | あり(約10開庁日) | 無料 |
| 飛行承認 | 飛行方法に関する制限 (夜間・目視外・30m未満・危険物等) |
2〜3週間前 | あり(約10開庁日) | 無料 |
| 飛行計画の通報 | 特定飛行を行う全てのケース | 24時間前まで | なし(通知のみ) | 無料 |
💡 よくある迷いポイント
「許可と承認、どちらも取る必要がある?」という混乱が多いです。飛行空域に関するものが「許可」、飛行方法に関するものが「承認」です。DID地区での夜間飛行のように両方が必要なケースもあります。どちらも同じDIPS2.0から申請できます。
ケース別・必要な申請の早見表
| 飛行のケース | 許可 | 承認 | 通報 |
|---|---|---|---|
| 郊外・DID外・昼間・目視内・30m以上 | 不要 | 不要 | 不要 |
| DID地区での昼間・目視内飛行 | 必要 | 不要 | 必要 |
| 郊外での夜間飛行 | 不要 | 必要 | 必要 |
| DID地区での夜間飛行 | 必要 | 必要 | 必要 |
| 150m以上の高度での飛行 | 必要 | 不要 | 必要 |
| 目視外飛行(FPVゴーグル使用等) | 不要(DID外の場合) | 必要 | 必要 |
| 人・物件から30m未満の飛行 | 不要(DID外の場合) | 必要 | 必要 |
申請が不要なケース
以下の条件をすべて満たす飛行は、許可・承認・通報のいずれも不要です:
- DID地区・空港周辺・150m以上の空域ではない
- 日中(日の出〜日没)の飛行
- 目視内での飛行(FPVゴーグルを使わない)
- 人・物件から水平距離30m以上を保つ
- 危険物の輸送・物件の投下をしない
- 催し場所の上空ではない
包括申請で申請回数を減らす方法
同じ飛行方法・目的を繰り返す場合は「包括申請」で最大1年間・広域の許可をまとめて取得できます。都度申請より大幅に手間が省けます。
- DID地区での定期的な空撮 → DID地区の包括許可申請
- 定期的な夜間飛行 → 夜間飛行の包括承認申請
- 農薬散布 → 目視外・物件投下の包括承認申請
まとめ|飛行空域→許可・飛行方法→承認・全特定飛行→通報
- 「許可」は飛行空域(DID・空港周辺・150m以上)に関する制限への申請
- 「承認」は飛行方法(夜間・目視外・30m未満等)に関する制限への申請
- 「飛行計画の通報」は特定飛行を行う場合に毎回必要・24時間前まで
- DID地区での夜間飛行など複数の制限に該当する場合は許可と承認を同時申請できる
- 全条件をクリアした飛行は申請不要。ただし機体登録は別途必要
▼ 飛行許可申請の詳しい手順を確認したい方
▼ 飛行計画の通報手順を確認したい方
▼ 包括申請の方法を知りたい方
よくある質問
▶ Q. 許可・承認を取得したら毎回の飛行で通報は不要ですか?
A. いいえ、飛行計画の通報は許可・承認の取得とは別に毎回の飛行前(24時間前まで)に必要です。許可・承認は「飛行してもいいですよ」という許可証で、通報は「この日時・場所で飛びます」という事前連絡です。両方が必要です。
▶ Q. 許可・承認の審査期間中に飛行できますか?
A. いいえ、審査が完了して許可・承認が下りるまでは特定飛行はできません。審査には約10開庁日(約2週間)かかるため、飛行予定日の2〜3週間前に申請してください。
DronePass 運営者
2025年からドローンを始め、DJI Mini 4 Proを購入。DIPS2.0での機体登録・飛行許可申請を自ら経験し、国家資格(二等)取得に向けて勉強中。法律・機材・飛行ルール・機種レビューを実体験ベースで発信しています。




