ドローンとラジコンヘリの違い【2026年版】|仕組みの違いと、どちらも「無人航空機」になる航空法・電波法のルール

「ドローン」と「ラジコンヘリ」は、見た目も操縦の感覚も違いますが、法律の上では同じ扱いになることが多い乗り物です。この記事では、2つの仕組みの違いと、航空法・電波法のルールを、国土交通省と総務省の情報をもとに整理します。

 

法律の上では、どちらも「無人航空機」

航空法の「無人航空機」は、人が乗れない構造の飛行機・回転翼航空機・滑空機・飛行船で、遠隔操作や自動操縦で飛ばせるものです。国土交通省は例として、ドローン(マルチコプター)、ラジコン機、農薬散布用のヘリコプターを挙げています。

機体の重さ(本体+バッテリー) ドローン ラジコンヘリ
100g以上 どちらも無人航空機。機体登録・リモートID・特定飛行の許可・承認などのルールが同じように適用される
100g未満 どちらも無人航空機から除かれる。ただし、空港周辺や高い高度で飛ばす場合は、航空法の許可等が必要になる場合がある

2022年6月20日から、100g以上の機体が無人航空機として扱われています。以前の基準で規制の対象外だった機体でも、今は登録が必要な場合があります。

よくある迷いポイント:「ラジコンヘリは趣味のおもちゃだから登録はいらない?」

いいえ。重さが100g以上なら、ドローンと同じく機体登録が必要です。リモートIDを内蔵していない機体には、外付けのリモートID機器を付けます。また、小型無人機等飛行禁止法(重要施設の周辺おおむね1,000m)は、重さに関係なく適用されます。

 

仕組みの違い

項目 ドローン(マルチコプター) ラジコンヘリ
ローター 4枚以上のプロペラ 大きなメインローターと、向きを保つテールローター(一般的な構成)
動き方の制御 プロペラごとの回転数を変えて、前後左右・上下に動く ローターの角度(ピッチ)なども変えて動く
操縦の支援 空撮用の機種は、衛星測位やセンサーでその場に止まる機能を持つものが多い 機種による。支援の少ない機体は、操縦者が細かく修正し続ける
主な使い方 空撮、点検、測量、農薬散布、物流など 操縦そのものを楽しむホビー、農薬散布用の産業用ヘリ

空撮が目的なら、その場に止まる機能やカメラの安定装置(ジンバル)を備えた空撮用ドローンが選ばれやすく、操縦の技術そのものを楽しみたいならラジコンヘリ、という違いがあります。

 

電波のルールは送信機で決まる

無線の種類 免許・資格
73MHz帯などのラジコン用微弱無線局 不要
2.4GHz帯の小電力データ通信(技適マークのある製品) 不要
5GHz帯のアマチュア無線(FPVの映像伝送など) アマチュア無線技士の資格と無線局の免許が必要

出典:総務省 電波利用ポータル「ドローン等に用いられる無線設備について」

海外から買った送信機は、技適マークがないことがあります。購入前に確認しましょう。FPVの無線の手続きはFPVドローンの自作とパーツ選びで解説しています。

 

はじめるならどっち?

やりたいこと 向いているもの
空から写真・動画を撮りたい 空撮用のドローン(ドローンの入門機の選び方)
手続きを少なく、家の中で練習したい 100g未満の機体(免許・登録が不要なドローン)
操縦の技術を磨くこと自体を楽しみたい ラジコンヘリ(100g以上なら登録が必要)

 

よくある質問

Q. ラジコン飛行機も同じルールですか?

はい。ラジコン機は無人航空機の例に含まれ、100g以上なら同じルールが適用されます。

Q. 飛ばす場所のルールは?

航空法の空域のルールに加えて、公園や河川などの管理者のルールがあります。飛行禁止区域の調べ方、飛ばせる場所の確認方法をご覧ください。

 

参照元一覧

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