
DJI Mini 4 Proは、249g未満の小型機に全方向の障害物検知と4K・60fpsのHDR動画を載せた空撮ドローンです。この記事では、DJI公式のスペックをもとに、できること・注意点・ほかのMiniシリーズとの違いを整理します。
実機を使ったレビューではなく、公式スペックにもとづく解説です。価格は時期と販売店で変わるため、購入前に各ショップで確認してください。
DJI Mini 4 Proの主なスペック
| 項目 | DJI Mini 4 Pro |
|---|---|
| 離陸重量 | 249g未満(標準バッテリー) |
| イメージセンサー | 1/1.3インチCMOS、有効画素数48MP |
| レンズの絞り | f/1.7(固定) |
| 動画 | 4K:24/25/30/48/50/60fps(HDR対応)、スローモーションは4K・100fpsまで |
| カラーモード | ノーマル(8bit)、HLG・D-Log M(10bit、H.265) |
| 写真の最大解像度 | 8064×6048 |
| 最大飛行時間 | 34分(標準バッテリー) |
| 障害物検知 | 全方向(デュアルビジョンシステム)+底部の3D赤外線センサー |
| 映像伝送 | O4、最大10km(日本の電波基準) |
| 耐風性能 | 10.7m/s |
出典:DJI公式「DJI Mini 4 Pro 仕様」(2026年10月6日確認)。飛行時間・伝送距離は、メーカーが定めた条件で測った最大値です。
Mini 4 Proの特徴
全方向の障害物検知
前後・左右・上下の障害物を検知するビジョンシステムを備えています。Mini 3やMini 4Kのような「下方のみ」の機体と比べて、木や建物の近くでの衝突のリスクを下げやすいのが最大の違いです。ただし、細い枝や電線、ガラスなどは検知しにくい場合があるため、検知機能に頼りきらず、目で見ながら飛ばすのが基本です。
4K・60fpsのHDRと、4K・100fpsのスローモーション
4K・60fpsまでのHDR動画に対応しています。動きのある被写体を滑らかに撮ったり、編集でスローにしたりしやすくなります。
被写体を追いかけるActiveTrack 360°
被写体を自動で追尾するActiveTrack 360°に対応しています。追尾中も機体の周囲の安全は操縦者が確認する必要があります。
縦向き撮影
カメラを縦向きにして撮影できるため、スマートフォン向けの縦長の動画をそのまま撮れます。
買う前に知っておきたい注意点
| 注意点 | 内容 |
|---|---|
| 249g未満でも機体登録は必要 | 日本では100g以上が登録の対象です。「250g未満は登録不要」は海外の基準です |
| 伝送距離は日本では最大10km | 製品ページの「20km」は海外の基準での値です。そもそも目視できる範囲で飛ばすのが原則です |
| 大容量バッテリーを付けると249gを超える | 公式スペックには大容量バッテリーで最大45分とありますが、装着すると249g未満ではなくなります。日本での販売状況はDJI公式ストアで確認してください |
| 絞りが固定 | 晴天の動画ではNDフィルターが必要になる場面があります(NDフィルターの選び方) |
よくある迷いポイント:「249g未満だから規制が少ない?」
日本の航空法の基準は100gです。Mini 4 Proも、機体登録・リモートID・特定飛行の許可・承認など、ほかの100g以上の機体と同じルールが適用されます。249g未満であることのメリットは、主に持ち運びやすさです。
ほかのMiniシリーズとの違い
| 項目 | Mini 4 Pro | Mini 3 | Mini 4K |
|---|---|---|---|
| 4K動画 | 60fpsまで(HDR) | 30fpsまで(HDR) | 4K対応(フレームレートは公式で確認) |
| 障害物検知 | 全方向 | 下方のみ | 公式スペックで確認 |
| 最大飛行時間 | 34分 | 38分 | 31分 |
| 映像伝送(日本) | O4・最大10km | O2・最大6km | 公式スペックで確認 |
| 重量 | 249g未満 | 248g | 249g未満 |
出典:DJI公式の各製品仕様ページ、セキドのプレスリリース(Mini 4K、2025年2月14日)。「公式で確認」とした項目は、この記事の作成時に公式ページで確認できなかった項目です。
機種ごとの詳しい比較は、DJI Mini 3のスペック解説、Mini 4K vs Mini 4 Pro、Mini 5 Pro vs Mini 4 Pro、Air 3S vs Mini 4 Proをご覧ください。
Mini 4 Proが向いている人・ほかの機種を検討したい人
| 向いている人 | ほかの機種も検討したい人 |
|---|---|
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セットと送信機の選び方
Mini 4 Proは、送信機の種類(画面付きか、スマートフォンを取り付けるタイプか)と、予備バッテリーなどが付くFly More Comboかどうかで、複数のセットがあります。セットの内容は販売時期で変わるため、購入時に公式ストアで確認してください。選び方はRC 2とRC-N2の違い、Fly More Comboの選び方、購入先の比較はMini 4 Proの購入先で解説しています。
買ったあとに必要な手続き
- 機体登録:DIPS2.0で機体登録をする手順
- 登録記号の表示とリモートID:登録記号の表示ルール、リモートIDの設定方法
- 賠償責任保険:DJIの新品なら無償付帯の保険に登録(ドローン保険の選び方)
- 撮影の設定:Mini 4 Proの空撮設定ガイド
よくある質問
Q. 初心者でもMini 4 Proを最初の1台にして大丈夫ですか?
全方向の障害物検知がある分、下方のみの機体より衝突のリスクを下げやすい機種です。ただし、検知機能があっても事故の責任は操縦者にあります。最初は人や物のない広い場所で練習しましょう(ドローンの安全な飛ばし方)。
Q. 夜景も撮れますか?
日没後の飛行は航空法の夜間飛行にあたり、国の承認が必要です。手続きはドローンの夜間飛行の承認をご覧ください。
参照元一覧
- DJI公式「DJI Mini 4 Pro 仕様」
- DJI公式「DJI Mini 4 Pro」製品ページ(ActiveTrack 360°・縦向き撮影)
- DJI公式「DJI Mini 3 仕様」
- セキド「DJI Mini 4K 販売開始」プレスリリース(2025年2月14日)
- 国土交通省「無人航空機登録ポータルサイト」


