
DJI Mini 4KとDJI Mini 4 Proは、どちらも249g未満の空撮ドローンですが、価格もできることも大きく違います。この記事では、販売店の発表とDJI公式のスペックをもとに2機種の違いを比べ、どちらが合うかを使い方から整理します。
実機を使ったレビューではなく、公開されている仕様にもとづく比較です。
先に結論:違いは「障害物検知」と「撮影の幅」
| こんな使い方なら | 合う機種 |
|---|---|
| 開けた場所で、風景を4Kで撮りたい。費用を抑えたい | Mini 4K |
| 木や建物の近くでも飛ばす。操縦に慣れていない | Mini 4 Pro(全方向の障害物検知) |
| 動きを滑らかに撮りたい、スローにしたい、縦長の動画を撮りたい、被写体を追いかけたい | Mini 4 Pro |
| 暗い場面や編集での色の調整にこだわりたい | Mini 4 Pro(1/1.3インチ、10bit) |
どちらも100g以上なので、機体登録が必要です。
スペック比較表
| 項目 | DJI Mini 4K | DJI Mini 4 Pro |
|---|---|---|
| 重量 | 249g未満 | 249g未満 |
| センサー | 1/2.3インチ、写真12MP | 1/1.3インチ、有効48MP |
| 動画(最大) | 4K・30fps | 4K・60fps HDR(スローは4K・100fps) |
| 10bit記録 | 記載なし | HLG・D-Log M |
| ジンバル | 3軸 | 3軸 |
| デジタルズーム | 4倍 | 4Kで最大3倍 |
| 障害物検知 | ホバリング用の下方ビジョン・赤外線のみ記載(前後左右の検知の記載なし) | 全方向(ビジョン+底部の3D赤外線センサー) |
| 最大飛行時間 | 31分 | 34分 |
| 耐風性能 | 38km/h(約10.6m/s) | 10.7m/s |
| 映像伝送(日本) | 最大6km | O4、最大10km |
| 価格(税込) | 発売時 47,520円(Fly More Combo 68,970円) | 各ショップで確認 |
出典:Mini 4Kはシステムファイブのプレスリリース(2025年2月)・セキドの商品ページ、Mini 4 ProはDJI公式「DJI Mini 4 Pro 仕様」(2026年10月23日確認)。DJI公式のMini 4Kの仕様ページは、この記事の作成時に確認できませんでした。セキドの商品ページでは、Mini 4K本体のみが42,680円(税込)と表示されていました(2026年10月23日確認、品切れ中)。
価格差で変わる4つのポイント
① 障害物検知
いちばん大きな違いです。Mini 4Kの仕様に書かれているのは、ホバリングを安定させるための下方のビジョン・赤外線で、前後左右の障害物検知の記載はありません。Mini 4 Proは全方向の障害物検知を備えています。木や電柱の近く、後ろや横に動かす場面では、Mini 4 Proのほうが衝突のリスクを下げやすくなります。ただし、どちらも細い枝や電線などは避けられない場合があり、目で見ながら飛ばすのが基本です。
② 画質(センサーと10bit)
Mini 4 Proのセンサー(1/1.3インチ)は、Mini 4K(1/2.3インチ)より大きく、暗い場面でノイズが出にくくなります。編集で色を整えるための10bit(HLG・D-Log M)も、Mini 4 Proだけの機能です。
③ 動画のフレームレート
Mini 4Kの4Kは30fpsまでです。Mini 4 Proは4K・60fps、スローは4K・100fpsまで撮れるので、動きのある被写体や、スロー映像を作りたい場合に向いています。
④ 縦向き撮影と追尾
Mini 4 Proは、カメラを縦にして撮る縦向き撮影と、被写体を追いかけるActiveTrack 360°に対応しています。SNS向けの縦長の動画や、自分を追いかけて撮る使い方が多いなら、Mini 4 Proが合います。
よくある迷いポイント:「最初は安いMini 4Kで練習して、あとで買い替えるのは?」
開けた場所で練習するならMini 4Kでも十分です。一方で、障害物検知がない分、練習場所は「周りに木や建物がない場所」に限られます。近くに広い場所がなく、公園の木の近くなどで飛ばすことが多いなら、最初から障害物検知のある機種を選ぶと、買い替えの手間を減らせます。
2機種の向き・不向き
| Mini 4Kが向いている人 | Mini 4 Proが向いている人 |
|---|---|
|
|
Neoも含めた3機種の比較はドローンの入門機の選び方、Mini 4 Proの詳しいスペックはDJI Mini 4 Proのスペック解説をご覧ください。
PR:価格を確認する(DJI Mini 4K)
PR:価格を確認する(DJI Mini 4 Pro)
買ったあとに必要な手続き
- 機体登録:DIPS2.0で機体登録をする手順
- 登録記号の表示とリモートID:登録記号の表示ルール、リモートIDの設定方法
- 飛ばす場所の確認:飛行禁止区域と調べ方
よくある質問
Q. 249g未満なら機体登録はいりませんか?
必要です。日本では100g以上の機体が登録の対象です。「250g未満は登録不要」は海外の基準です。
Q. Mini 4Kの映像伝送が「最大10km」と書かれているのは?
海外の基準(FCC)での値です。日本国内では最大6kmです。そもそも、機体を目で見ながら飛ばすのが原則です。
参照元一覧
- システムファイブ プレスリリース「DJI Mini 4Kの販売を開始」(2025年2月)
- セキドオンラインストア(DJI正規代理店)「DJI Mini 4K」
- AV Watch「DJI、4K空撮対応で249g未満の軽量ドローン『DJI Mini 4K』」(2025年2月14日)
- DJI公式「DJI Mini 4 Pro 仕様」
- DJI公式「DJI Mini 4 Pro」製品ページ(ActiveTrack 360°・縦向き撮影)
- 国土交通省「無人航空機登録ポータルサイト」

