
DJI Mini 3は、249g未満の軽さで4K HDR動画と縦向き撮影ができる空撮ドローンです。この記事では、DJI公式のスペックをもとに、Mini 3でできること・できないことと、上位機のMini 4 Proとの違いを整理します。
実機を使ったレビューではなく、公式スペックにもとづく比較です。価格は販売店や時期で変わるため、購入前に各ショップで確認してください。
DJI Mini 3の主なスペック
| 項目 | DJI Mini 3 |
|---|---|
| 離陸重量 | 248g(標準バッテリー) |
| イメージセンサー | 1/1.3インチCMOS、有効画素数48MP |
| レンズの絞り | f/1.7(固定) |
| 動画 | 4K(3840×2160)24/25/30fps、HDR対応 |
| 写真の最大解像度 | 8064×6048 |
| 最大飛行時間 | 38分(標準バッテリー) |
| 映像伝送 | DJI O2、最大6km(日本の電波基準) |
| 障害物検知 | 下方ビジョンシステムのみ |
| 耐風性能 | 10.7m/s |
| 内部ストレージ | なし(microSDカードが必要) |
出典:DJI公式「DJI Mini 3 仕様」(2026年10月2日確認)。飛行時間・伝送距離は、メーカーが定めた条件で測った最大値です。
Mini 3でできること
縦向きの動画・写真を撮れる
カメラを縦向きに回転させて撮影できるため、スマートフォン向けの縦長の動画を、切り抜かずにそのまま撮れます。
明暗差のある場面に強い4K HDR
4K・30fpsまでのHDR動画に対応しています。夕景や逆光など、明るい部分と暗い部分の差が大きい場面で、白とびや黒つぶれを抑えやすくなります。
249g未満で持ち運びやすい
標準バッテリーで248gです。ただし、日本では100g以上の機体は機体登録とリモートIDが必要なので、249g未満でも手続きは省けません。
Mini 3でできないこと・注意点
| 注意点 | 内容 |
|---|---|
| 障害物検知は下方だけ | 前後・左右・上の障害物は検知しません。木の枝や電線の近く、横移動・後退には特に注意が必要です |
| 4Kは30fpsまで | 4K・60fpsや、4Kのスローモーション撮影はできません |
| 伝送は最大6km(日本) | 上位機より伝送距離のスペックが短い。そもそも目視できる範囲で飛ばすのが原則です |
| 絞りが固定 | 晴天の動画で滑らかに撮るには、NDフィルターが必要になる場面があります |
よくある迷いポイント:「大容量バッテリーで51分飛べる?」
公式スペックには、別売りの大容量バッテリー(Intelligent Flight Battery Plus)で最大51分とあります。ただし、このバッテリーは一部の国・地域のみの販売とされていて、装着すると機体は約290gになります。日本で購入できるかは、DJI公式ストアで確認してください。
Mini 4 Proとの違い
| 項目 | DJI Mini 3 | DJI Mini 4 Pro |
|---|---|---|
| 離陸重量 | 248g | 249g未満 |
| センサー | 1/1.3インチCMOS・48MP | 1/1.3インチCMOS・48MP |
| 4K動画 | 30fpsまで(HDR) | 60fpsまで(HDR)、スローモーションは100fpsまで |
| 障害物検知 | 下方のみ | 全方向 |
| 映像伝送(日本) | O2・最大6km | O4・最大10km |
| 最大飛行時間(標準バッテリー) | 38分 | 34分 |
| 耐風性能 | 10.7m/s | 10.7m/s |
出典:DJI公式の各製品仕様ページ(2026年10月2日確認)
センサーの大きさと画素数は同じです。大きな違いは障害物検知(下方のみ/全方向)と4Kのフレームレートです。
どんな人に向いている?
| こんな人 | 向いている機種 | 理由 |
|---|---|---|
| 開けた場所で風景を撮る。価格を抑えたい | Mini 3 | センサーはMini 4 Proと同じ大きさ。飛行時間も長い |
| SNS向けの縦動画を撮りたい | Mini 3・Mini 4 Proどちらも可 | どちらも縦向き撮影に対応 |
| 木や建物の近くで飛ばす。操縦に不安がある | Mini 4 Pro | 全方向の障害物検知がある |
| 4K・60fpsやスローモーションを使いたい | Mini 4 Pro | Mini 3は4K・30fpsまで |
ほかの機種との比較は、DJI Mini 4K vs Mini 4 Pro、Mini 5 Pro vs Mini 4 Pro、初めての1台の選び方はドローンの入門機おすすめをご覧ください。
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買ったあとに必要な手続き
- 機体登録(100g以上のため必須):DIPS2.0で機体登録をする手順
- 登録記号の表示とリモートID:登録記号の表示ルール、リモートIDの設定方法
- 賠償責任保険:DJIの新品なら無償付帯の保険に登録(ドローン保険の選び方)
- 飛ばす場所の確認:飛行禁止区域と調べ方
よくある質問
Q. Mini 3は249g未満なので、登録はいりませんか?
必要です。日本では100g以上の機体が登録の対象です。「250g未満は登録不要」は海外の基準です。
Q. Mini 3にNDフィルターは必要ですか?
絞りがf/1.7で固定のため、晴れた日の動画ではシャッター速度が速くなりがちです。滑らかな動画にしたい場合は、Mini 3に対応したNDフィルターを使います。考え方はMini 4 ProのNDフィルターの選び方と同じですが、フィルターは機種ごとに専用品が必要です。


