
DIPS2.0(ドローン情報基盤システム)は、ドローンの機体登録・飛行許可の申請・飛行計画の通報などをオンラインで行う、国土交通省のシステムです。この記事では、DIPS2.0で何ができるかと、どの順番で使えばいいかを表で整理します。
この記事は国土交通省の公開情報をもとにした整理です。画面の細かい操作は、各手続きの解説記事と公式マニュアルで確認してください。
この記事の結論
- DIPS2.0は、国土交通省が運営する公式のオンラインシステムで、利用そのものは無料です(機体登録などには手数料がかかります)。
- 使う順番は①アカウント作成 → ②機体登録 → ③(特定飛行をする場合)許可・承認申請 → ④飛行計画の通報です。
- 許可・承認の申請は、飛行開始予定日の少なくとも10開庁日前までに出すよう国土交通省が案内しています。
- 公式の入口は https://www.ossportal.dips.mlit.go.jp/portal/top/ です。
DIPS2.0とは
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | ドローン情報基盤システム2.0(DIPS2.0) |
| 運営 | 国土交通省 航空局 |
| 公式ポータル | https://www.ossportal.dips.mlit.go.jp/portal/top/ |
| 利用料 | 無料(機体登録の手数料など、手続きごとの費用は別) |
| 使う人 | 100g以上のドローンを持つ人、特定飛行をする人、国家資格を申請する人など |
DIPS2.0でできること一覧
| 手続き | どんなときに使う? | 費用 | 詳しい解説 |
|---|---|---|---|
| 機体登録 | 100g以上の機体を飛ばす前(有効期間3年・更新も同じ) | 1機900円〜 | 機体登録の手順 |
| 飛行許可・承認の申請 | DID上空・夜間・目視外など、特定飛行をするとき | 申請手数料なし | 許可申請の種類 |
| 飛行計画の通報 | 特定飛行をする前(それ以外の飛行は推奨) | なし | 飛行計画の通報方法 |
| 事故等の報告 | 人の死傷・物の損壊などの事故が起きたとき | なし | — |
| 技能証明(国家資格)の申請 | 学科試験などの受験前の登録、技能証明書の交付・更新 | 交付手数料など | 国家資格の費用 |
| 登録の変更・抹消 | 住所変更、売却・紛失・廃棄のとき | — | 抹消の方法 |
出典:国土交通省「無人航空機の飛行許可・承認手続」「航空法における無人航空機の飛行ルールについて」「ドローン登録システム よくある質問」(2026年9月確認)
手続きの正しい順番
| 順番 | 手続き | タイミングの目安 |
|---|---|---|
| 1 | DIPS2.0のアカウント作成 | 機体を買ったらすぐ |
| 2 | 機体登録(手数料の納付まで) | 初めて飛ばす日の2週間ほど前までに(発行まで最大10開庁日ほど) |
| 3 | 登録記号の表示・リモートIDの設定 | 登録記号が発行されたらすぐ |
| 4 | 飛行許可・承認の申請(特定飛行をする場合) | 飛行開始予定日の少なくとも10開庁日前 |
| 5 | 飛行計画の通報(特定飛行をする場合) | 飛行を始める前 |
| 6 | 飛行日誌の記録(特定飛行をする場合) | 飛行・点検・整備のたび |
※機体登録の日数は「手数料の納付通知まで1〜5開庁日、納付後の発行まで1〜5開庁日」(国土交通省 DIPS登録システムFAQ)をもとにした目安です。
よくある迷いポイント:「機体登録」と「飛行許可」は別の手続き
機体登録は、100g以上の機体なら全員に必要です。飛行許可・承認は、特定飛行をする人だけに必要です。「登録したから許可も取れた」「許可を取ったから登録は不要」ではありません。
許可・承認申請の基本
- 申請は原則としてDIPS2.0でオンラインで行います(書面での申請は例外的な扱い)。
- 申請先は飛行の内容で変わります。空港周辺・緊急用務空域・150m以上は東京または関西の空港事務所長、それ以外は東京または大阪の航空局長です。
- 同じ飛ばし方をくり返す場合は、期間や範囲をまとめて申請する包括申請を使えます。
- 2025年12月18日から、民間資格による申請書類の省略は廃止されました。書類の一部を省略できるのは国家資格の保有者です。
個人での包括申請は個人で包括申請をする方法で解説しています。
使うときの注意点
- 入口のURLを確認:申請代行業者などのサイトと間違えないよう、国土交通省のページからリンクされている公式ポータルを使いましょう。
- メールの受信設定:審査や納付の通知はメールで届くので、迷惑メールに振り分けられていないか確認します。
- ログインできないとき:DIPS2.0のログイン方法とエラー・トラブル対処法を確認し、解決しない場合はヘルプデスクに問い合わせます。
- ヘルプデスクの電話番号:2026年8月に変更されています。国土交通省のページで最新の番号を確認してください。
よくある質問
Q. DIPS2.0の利用にお金はかかりますか?
システムの利用は無料です。機体登録には1機900円〜の手数料、国家資格には試験・交付の手数料がかかります。飛行許可・承認の申請に手数料はかかりません。
Q. 100g未満のドローンでもDIPS2.0を使いますか?
100g未満は機体登録や特定飛行の許可の対象外なので、基本的に使いません。ただし、空港周辺・150m以上で飛ばす場合は許可等が必要です。詳しくはドローン100g未満の規制まとめをご覧ください。
Q. 会社の機体はどう登録しますか?
法人はgBizIDで本人確認をして登録します。手順はDIPS2.0の法人登録方法をご覧ください。
まとめ
- DIPS2.0は機体登録・許可申請・飛行計画の通報をまとめて行う国の公式システムです。
- 順番はアカウント → 機体登録 → 表示・リモートID → (特定飛行なら)許可申請 → 通報。
- 許可申請は10開庁日前まで、機体登録も発行まで最大10開庁日ほどかかるので早めに進めましょう。
はじめての方はドローンの始め方|初心者の5ステップもあわせてどうぞ。
参照元一覧
- DIPS2.0 ポータル
- 国土交通省「無人航空機の飛行許可・承認手続」(申請の時期・申請先・事故報告・審査要領の改正・ヘルプデスク)
- 国土交通省「航空法における無人航空機の飛行ルールについて」(飛行計画の通報・飛行日誌)
- 国土交通省「ドローン登録システム よくある質問」
- 国土交通省「無人航空機操縦者技能証明」


